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「もし…だったらどうしよう」不安を味方につけて夢を叶えよう

2017.2.12

「こうだったらいいな」と、憧れて夢見ること、ありますよね。ああだったら、こうだったら… 膨らんだ期待、夢を一気にしぼませる呪いの言葉があります。
「でも、もし…だったらどうしよう」
思い通りにいかなかったら、どうしよう。誰の内側にも住んでいる “不安” の声です。

今回は、自分の気持ちを認め・受け止め、さらにつきあっていくやり方の一例をご紹介します。

mikata

はじめに

“不安”の困ったところは、気持ちが落ち着かなくなるところ。
不安は目を曇らせます。しまいには、こんなの叶いっこない、と可能性を閉ざし、夢をあきらめてしまうことにもなりかねない。
誰にでも経験のあることではないでしょうか。

しかし、“不安” を、ひとつの優れた能力だと思い直してみませんか?

今、私は期待と不安を抱えていて、自分自身と話しあいをしたいなと思いました。
ちょうどいいじゃない。現在進行形の私を実例として、自分自身とのつきあい方のひとつをご紹介することにしました。まずは、状況をお話しして、そのあとで、つきあい方を見ていただきます。

状況:不安が頭をもたげる

引越を予定しています。候補地を選び、どんな所か見に行ってきました。すごく素敵な所! 主人も私も気に入りました。
事前に、空き部屋情報を調べてあり、その建物を見て、ふたりとも「ぜひ、ここに住みたい!」と思いました。
「いいね、いいね、あそこに住みたいね」わくわくしながら、もうすっかり住むのが決まったかのように、あれこれ話しながら帰路につきました。一方で、私の胸の中には、もやもやとした気持ちがありました。

nao
この出来事から、自分の“不安”な部分との話しあいをしていきます。

自分自身との話しあいの手順

もやもやした気持ちには、たくさんの要素が含まれています。深い霧に包まれて正体がはっきりと見えない、そのかんじが、もやもや。
たくさんの要素を、ひとつずつにしていきます。いっぺんに全部は難しいけど、ひとつずつなら、手をつけていくことができるからです。
最初に、外側にある事実・現実の物事と、自分の内側にある考えや気持ちを仕分けすることから始めましょう。

現状:事実の確認

イメージとしては、ビジネス・ミーティング。テーブルを前にして資料を広げ、ひとつひとつを確認していくかんじ。
資料には何が書かれているでしょうか? 決定事項など、最低限譲れない条件です。

  • 引越をすると決めた。
  • 主人の通勤時短が目的。
  • 4月いっぱいまでに、契約を済ませる。
  • 払う家賃上限が決まっている。
  • ペット可のマンションであること。
  • 静かな場所であること。

譲れない条件は、以上です。
この条件をもとに、候補地を見に行きました。

思い:なにを考えたかどう感じたか

見に行ってみての、思ったことは以下です。

  1. すごく素敵な街だと気に入った。
  2. このマンションに、ぜひぜひ住みたい!と思っている。
nao
“不安”が頭をもたげたきっかけは、これです。

「ぜひぜひ住みたい」という思いが、「もし、住めなかったら、どうしよう…」という “不安” を呼び覚ましました。

気持ちを認める・受け止める

nao
『「もし、住めなかったら、どうしよう」って思ってるのね?』と心の中で言ってみましょう。

思ったことを、心の中で改めて繰り返す。これで、気持ちを認めることになります。
「今日は◯月◯日」と言うのと同じかんじで、いいんです。認める、というのは「それが正しいか間違っているか」などを決めることではありません。
『見止める』という表記を使ってもいいかもしれません。テーブルの上に、みかんがあるのを見たら「ああ、みかんがある」と思いますね。それと同じかんじです。

もう一度、同じことを心の中で繰り返します。今度は、一番親しく、あるいは愛おしく思っている人に言ってあげるように、優しくニコニコするような気持ちで言ってください。「『もし、住めなかった、どうしよう』って思ってるのね?」これが、気持ちを受け止めることです。ここでも、いい悪いなどを考える必要はありません。

nao
かんたんなこと、かもしれませんが、大事なことです。

気持ちを認め・受け止めるだけで、気分が変わることもあります。それはそれでいい。
もしも、不安が収まらないなら、話しあいをしましょう。

言いぶんを全部聞いてあげる

この先は、心の中で続けてもいいですが、できたら紙に書くのがいいです。どうしてか? 読み直すこともできるから。

今回の例では「希望するマンションに住めなかったら、どうしよう…」が、私の不安です。
紙とペンを用意して、他には?と、言いたいことがあるかどうか、自分に訊いてみます。

  • すごく素敵なマンションだったよ。憧れてるの。
  • 設備もしっかりしてて、セキュリティ万全!
  • 周りも静かで、私にはぴったり。
  • 主人がとても気に入ってる。
  • お部屋、もう決まっちゃってた。他は空かないかもしれないよね…
  • 空いたとしても、それほどのお部屋じゃないかもしれない。
  • あの部屋がいいの!
  • 方角もよくて、見晴らしも良さそう。
  • ペット可のトコって、少ないよね…

などなど、好きなだけ書き散らしていきました。
全部書いて、もういいかなと思えたら、ひとつひとつにお返事を書きます。
自分の一番の親友から相談されていると思って、それに応えるように、お返事を書いてください。

nao
具体的な誰かを思い浮かべて、その人だったらなんて言ってくれるだろうかと想像するのもいいです。
  • うん、すごい素敵だったよね。憧れるの、わかるよ。
  • 設備って大事だよね。
  • 静かなの、好きだもんね。ぴったりだね。
  • ご主人が気に入ってるのね。叶えてあげたいと思ってるんだ。
  • 決まっちゃってたのは残念だったね。でもさあ、今2月だよ。引越シーズンはこれからだし、後2か月待ってみることもできるよね。
  • それよりもっといいお部屋だったりするかも!
  • そうなんだ。あの部屋がいいの!って思ったのね。
  • 東南だったよね。北や西向きは嫌だよねぇ。
  • ペット可の所って条件だと限られちゃうけど、増えてきてるみたいだから、他にもあるかもしれないよ?

こうしてお返事を書いていくと、気がつくことがいくつもありました。どうしてその部屋を望んだのかも、はっきりとしてきました。中でも、自分で驚いたのが「主人が気に入ってるから、ぜひ現実に叶えたい!」と、思っていたことでした。意識していなかったけれど、そんなことまで考えてたんだなぁと。

nao
ここまで書いたら、気分をチェックしてみてください。まだ不安?

もしも、まだ不安が残っているようなら、その不安を書き出して、お返事を書くのを繰り返してください。
これは、書けば書いただけ、自分のためになります。
なぜなら…

味方にしたい!“不安”は優れた能力

不安は、なにを訴えてきているのか? 書き出してみると、すごくよくわかります。
これまでの人生で見聞き、あるいは自ら体験してきた、自分にとってのよくない出来事を参照するのが “不安” です。「もし、こうなったら、どうしよう…」を考えてくれている。つまり、自分を守ろうとしてるんですね。

私の事例で言えば「もし、住めなかったとしたら、がっかりしてしまう…」自分が、がっかりしてしまうことを心配してくれているとわかります。だからこそ、よけいに「あの部屋がいい! あの部屋でなくては!」と、一途に思い詰めてしまう。これ、サブパーソナリティです。
そうまで心配してくれてる “不安” に、感謝したくなりますね。

こうあって欲しいから、それを阻止するかもしれないあれこれをリストアップしてくれる のが、“不安” です。こんな優れた危機管理能力を、活かさないテはないですね。

さいごに

引越を控え、候補地を見に行ったことで引き起こされた “不安” を例に、自分自身とのつきあい方の一例をご紹介しました。
まとめると

  • 外側と内側を仕分けする
  • 気持ちを認め、受け止める
  • 言いぶんを全部聞く
  • ひとつひとつにお返事する

もし言いぶんとお返事が書けているなら、そこからさらに、事前に対処しておくことのリストを作ることができます。なので、書けば書くほど役に立つ。

人が悩み事を抱える状況のひとつが、身動きが取れない状態であること、です。
せっかく “不安” が教えてくれた、未来に起こるかもしれない危険なことリストがあるんですもの、どんどん活用していきましょう。
ひとつずつ対処していくことで、夢を叶える道もきっと開けてきます。

nao
“不安” を味方にして、自分自身と仲良くつきあっていかれてください