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子育て中のお母さんたちにお願いしたい「物語」を語ってくれること

私には子どもがおりません。若いときに生まないと決めてしまったし、嫌いでもあったから。
なので、子育てに関する話題には興味がありません。
しかし、興味を惹かれた人が子どもを持つお母さんだったりすると、その人個人への興味から、子育てに関するあれこれを見聞きすることになります。その大変さをね。
それで思うようになったのですが、お母さんたちには物語を語っていただきたい。
今回は、私からのお願いとして、以下をお話しさせていただきます。

経験のないことは想像もできない

子育ては大変だと、知っています。でも、理解していません。
どういうことかというと

  • 子どもは、特に小さな頃は、手がかかるものだ。
  • 言うことをきかないものだ。

というのを、知識として知ってはいても、どんなときにどのていどだとかお世話したことも触れあったこともないから実体験として理解しているわけではないのです。
「たいへんなんだよ〜(涙)」に
「そうなんだ〜(ヒトゴト)」ってかんじです。

以前には、こんなふうに思ってました。
大変だって言うけど、わかってたことでしょ? それを選んだのはあなただよね? なのに愚痴を垂れ流さないで欲しいな。

ごめんね、想像もできなかったんだもん。というのが、今の素直な気持ちです。

共感ならできる

「電車からベビーカーを下ろすのは大変だ」ということを知りました。
重いし、かさばるしね…という捉え方で共感しました。スーツケースを持って電車に乗ったことがあるから。知ってからは、手伝ってます。

そんなの、見ればわかることでしょ?と、聞こえてきそうな気がしますが、私には見てもわかりませんでした。
ベビーカーと女性がいるのは、見える。けど、ありふれた風景の一部として認識していました。下ろすの大変そうだなと思ったことがあったかもしれない。けれど、意識できていませんでした。
想像力がないのかもしれない。自分と関係づけないって、そういうことなんだと思います。相手の大変さをちらっと考えてみたとしても、意識できていない。

電車からベビーカーを下ろすのが大変だから、手を貸して欲しい。そう言ってくれた人がいた。そこで初めて意識することができたんです。
子連れで移動するのはいろいろ気を遣って大変なんだけど、優しい人が親切にしてくれてすごく嬉しかった!という物語を聞かせてもらったから、私にも手伝えることがあるんだなとわかったんです。そういえば、スーツケースを持ってたときは大変だったなと思い出し、共感することができたから。

想像力が乏しいのかもしれない・気がきかないのかもしれない私としては、よい物語を聞かせてもらう必要があったと言うこともできるかと思います。
役に立てるのは、嬉しいもの。こうしてもらえたらいいのに…を教えてもらいたいと思っています。

ただね、反発したくなるような、反論したくなってしまうような、伝え方は避けていただけたらとお願いしたい気持ちもあります。

私個人の信念と捉え方があって

私個人の信念に「自分で決断して選択したことならば自分の責任」というのがあって、さらには「不平不満はなにも生まない」もあります。
行動する前に、浅はかながらもよくよく考えます。思いつく限りの問題を考え、それでもソレを選択するのかどうかを熟考してから行動します。自分の責任において行動することを選択したのだから、うまくいかないことがあっても自分の責任だと考えます。うまく行くようにしていくのも自分の責任だと考えるのです。さらには、不平不満を言ったところで、うまくいくようなものは何も生まないと思っています。

上記は私個人の信念なので、他の人にもそうして欲しいわけではありません。
こういった前提があるので、私個人として、誰かの不平不満に耳を傾けるということはまずないということが言いたかっただけです。
ただし、カウンセリング的に聴こうとしたときは、例外です。

プライベートで不平不満は聞く耳を持たないけれど、物語ならば、心からの関心をもって聞きます。
その人の人生を語ってくれるのなら、興味をもって聞くことができるのです。

物語として語ってくれるなら

私の言う“物語”とは『苦難と復活の過程が語られたものである』(『物語』とはなんだろう? より)ので、愚痴にのみとどまるものではありません。
「あれやこれやでこんなふうに大変だったんだけど、あんなことやそんなことがあって今に至ってるし…」と、その人の前進や成長や未来への可能性・希望などが語られるものを物語だと思っています。
そこまでは望めないとしても、その人の想いや気持ちが語られている必要があります。

「旦那は育児を手伝ってくれない」や「今の社会って子連れには厳しいんだけど」は、物語ではありません。

「旦那が育児を手伝ってくれない」のは、その人の家の事情であって、はからずも夫婦仲がうまくいってないことの露呈でしかない。
「社会は厳しい」のは、その人の感想でしかないし、じゃあどうして欲しいのか・どうだったらいいのかという意見すら語られていない。
私個人はこんなふうに捉えるので、同情することはできないし、まして共感も難しい。

役立つように使ってください

ストロークされた行動は強化されます。(詳しくは→ よりよくあるために「ストローク」という考え方 をご参照ください)

反発したくなるような、反論したくなるような、

  • 他の国や地域で出会った出来事との比較。
  • 自分の気持ちでなく、都合を語る。

ような方法、不平不満を言うというやり方ではなく、よい行動を評価するというやり方で、私を役に立つように使ってください。
私の興味を惹きつける、物語を聞かせてください。

物語は共感を呼びやすいと、広く言われているかと思います。共感によって行動を起こすのは、私だけではないと思うんです。
どうぞ、じょうずに使ってください。

子育て中のお母さんたちにお願いします。
どうぞ、あなたの「物語」を語ってください。
あなたの「物語」を語ることで、あなたの都合のいいように周りを変えていってください。